匡樹のたんぶら

昨日の騒動では、
「触らぬ神にたたりなし」だと
忠告してくれる人が多かった。

でも、私は書き続けようと思う。

異者と共生するのが現代ならば、
触らぬ神にたたりなし、
でいいわけがない。
いや、いいのかもしれないが、
私にとってはよくないのだ。

さて、
昨日は、ツルシあてに
社長と副編集長を解任し
(しっかし何度解任されるんだコイツ、笑)、
会社関係のものを返却せよ
というメールがT氏から届いた。

今日は早速、
送付する書類等をそろえて
第一弾の発送作業をした。

うちでは
メールアドレスを複数使い分けているが、
元はひとつなので、
私あてのもツルシあてのメールも
すべてお互いのPCで
受け取れるよう設定している。
読み忘れがないようにするためである。

先に読んで削除するなりすれば、
相手の目に触れないようにすることはできる。

私は現在、
彼の名前を目にしただけで、
心臓がバクバクいう。
特にメールがコワい。

昨日の彼からのメールは
ツルシが私の目に触れないようにしてくれた。

しかし、ふと見ると、
そのメールをプリントアウトしたものが
テーブルにペロンと
のっかっているじゃあないの。

ふと見ると、
なぜか同じものが2通届いているよう。
プリントアウトされてると
なぜか平気だ。

さらにふと見たら、
1通めの郵便番号のケタが足りない。

〈フフッ〉

さらにふと見たら、
ほぼ同じに見えるもう1通のほうは、
さらに間違った郵便番号になっていて、
さらに、送付先の住所が
ひらがなのまま途中で切れている。

〈ププッ、またやってる〉

この瞬間、私は自分に戦慄した。
この感情はいったい何なのだろうか。
違うって言い張ってみたけど、
やっぱり母性ってやつなの?

彼は、漢字の変換ミスとか
書き間違えとかをよくした。
3万人のフォロワーがいるのだから
「固有名詞は気をつけたほうがいいですよ」
と私が注意すると素直に
「気をつけます」と答えていた。

ここで、ジンワリ。

昨日もらったメールの中に
「メンタル系の病の人に
女性はゆさぶられやすいので
気をつけてください」
という忠告があった。

ふと、最期に会ったとき、彼が
「ホームレスの男性の多くは
発達障害らしい」という話を
していたことを思い出した。

ジ……。

「なぜかっていうと、友人が
どんどん離れていくからです」。

……
……

やめてぇ〜っ!

だから、私は書かねばならない。

こんな調子なので、
うちの解任野郎ことツルシくんは、
「コウをひとりにしないようにしなきゃ」
などと得意気に言って、
手芸部でみんながいるときに
(わざとらしく)用事に出かけたりする。

けど、ふと気付くと、
黙っていなくなってたりする……。

ピポンッ!

「ギャッ」

ふと見ると、
解任野郎のPCでメールソフトが
起ち上がったままになっている。

メール新着のアラームが鳴ったのだ。
私たちは仕事部屋に机を並べている。

〈ビックリさせやがって、
終了しといてやろう……〉

と、マウスに手をかけたら、
きゃあぁぁああああああ!
彼からのメールがあった。

バクバクバクバク……。

「ただいまぁ!」

「タイヘン! アタシ、重症みたい!」

コワいものはコワい。
自分がこんなにヤワな精神の
持ち主だったとは知らなかった。
今、私は、パブロフの犬だ。

そして、突如として
私の脳裏にあるセリフが浮かんだ。

「男ってコワいものだったんだ」。

つい先日も
美少年好きの話を書いたばかりだが、
さっきまで私は、
自分は美しいものが好きだから
美少年が好きなんだと思っていた。

美しいものが好きだから、
カラダがデキて醜くなった「原くん」が
イヤになったのだ、と思い込んでいた。

やせ型の男性が好きなのも、
美しいものが好きだからで、
太った男性やハゲた男性が
タイプじゃないのは、
醜いからだと思っていた。

違ってたんだ!

私はおそらく、
男らしさを恐怖していたのだ。
男がコワかったのだ。
気付いてなかったー!

私は27歳のときに
ツルシといっしょになったのだが、
ツルシがはじめてつきあった男性ではなく、
初体験のオトコでもない。

痴漢にあったこともなく、
男子をバトンで殴ったことはあるが
殴られたことはなく、
無理矢理ヤられた経験もなく、
合意のもとでしか
セックスしたことはない、はずだ
(あとでもう少し考えてみるけど)。

そんな私がなぜ!
こんな図体のデカい私がなぜ!
男がコワかったんだろう。

書いてよかった。
ようやく私は気付いた、とも言える。
意外な副産物であった。

第690回 入院してください。〈4〉
2014-04-21(月)

発達障害を病気と言っていいのか、
よくわからないし、
T氏が本当に病気なのかどうかも
私にはわかりません。

しかし、なんらかの障害、
それが病気によるものなのか、
性格なのか、あるいは
それ以外の原因によるものなのか、
わからないけれど、
なにかしらそういうものを抱えたT氏と、
私は一緒にやっていけると思っていました。

私とツルシの、T氏への対応は
違っていました。

T氏はめんどくさい人だけれども、
特徴を理解した上で、
ほかの人に対するのとは違う
対応方法で接すればいい、
と私は考えていました。

この対応方法は、
T氏だけに特別なものではなく、
私は、ソーイング教室で
いろんなタイプの人に対応してきました。

というか、子どものころから、
相手によって対応方法を
変えていたように思います。

まあ、もちろん、
対応方法を変えても
つきあいたくない人はつきあいたくないわけで、
無理をしていたという意味じゃなくて。

しかし、
こういう接し方は、
ある意味「上から目線」とも言えます。

相手はいろんな対応ができる人ではない、
しかし私にはできる、
できる私のほうが対応方法を変えればいいのだ、
という傲慢さがあるとも言えます。

しかし、また一方で、
私にとって、
相手の特徴ごとに対応を変えるというのは、
単純に面白いことなんです。

そうすることで、
いろんなタイプの人間と
接することができる。
それが面白かった、という部分もあります。

何というか、あらゆることに関して、
自分が楽しいとか面白いとか感じることを
優先してきただけのような気がする。

一方ツルシは、
T氏に「よくない点」を矯正する能力がある
と考え、あれこれ注意忠告していた点で、
「上から目線」ではなかったかもしれません。
いや、このへんは、
本人の言い分は違うかもしれないけど。

T氏は、注意忠告をしない、
つまりイヤなことを言わない私のほうへ
直接連絡してくるようになりました。

心療内科にもつきそうなど、
ふたりだけで話す機会も多かった。

恋愛と誤解されると困るのですが、
というか、
私は「恋愛」自体に疑問を持っているので
(便宜上「恋愛」と言うことはありますが)、
適切な表現ができないのですが、
私がT氏を「好き」だったことは確かです。

友情の「好き」、あるいは、
タレントなどへの「好き」のようなものです。

とはいえ、
私のツルシへの「好き」も複雑で、
だから、恋愛っていったい何だろうと
考えることしばしばです。

ともかく、
私はT氏と話をするのが楽しかった。
T氏との会話は、
これまた発達障害の特徴らしいのですが、
一方的に話を聞かされるだけなんですが、
それでも、
私にはその一方的な話は、
わりと面白いものでした。

同じ話を繰り返すことが多いのですが、
そういうときは「前に聞いた」と言って
話を遮らないようにしました。

T氏が逆ギレしたらコワいからではなく、
何度も聞かされている同じ話でも
少しずつ違っていて、
それがなんだか面白かったからです。

発達障害については
専門的なことはわかりませんが、
要するに「子どものまま」なんだと
思えばいいようで、
子どもの話って面白いでしょ。

私は子どもを生んでいませんから、
こうした対応を「母性」ととらえ、
理解しようとする人もいるでしょうが、
私は子どものころからこんな感じでした。

自分自身のこうした性格を
「母性が強いから」とか
「子どもがいないせいでの母性の吐き口」
だとは思いません。

単純に、
相手が子どもだろうが、
精神病(言葉が適当でなければすみません)
だろうが、
面白いものは面白いから聞きたい、
だけです。

第689回 入院してください。〈3〉
2014-04-21(月)

たくさんの方から連絡いただきました。
私の体を心配してくれる方が多く、
ありがとうございました。

ともかくツルシが一緒にいますし、
人と話したり、ソーイング教室をやっていれば
気は紛れるので大丈夫です。

ただ、
その件について誰かにメールを書こうとしたり、
話そうとしたり、フッと考えたり、
こうして書きはじめようとすると、
涙が次から次へとあふれて仕方ありません。

「悲しい」とはちょっと違う感じで、
条件反射みたいな、
どうして涙が出るのか
よくわからない感じの涙なのです。

本当に入院させたいと思っているなら逆効果だ、
遠くから呼びかけても無駄だ、
記事を削除したほうがよい、
という意見もいただきました。

まず、言っておきたいのは、
こうして書くのは第一には自分のためです。

書くまでにもそれなりに悩み、
ほかの人の意見も聞いたりしました。
書かないほうがいいという人もいました。

しかし、悩んだら、
そのとき自分がしたいことをする、
それがいちばんいいと思っています。

書こうと決めて、
いちばん最初にこれだけは書いておきたいと思ったのが
「入院してほしい」ということでした。

現在、私は恐怖しています。
自分でもすぐにはわからなかったのですが、
T氏の名前を見るだけでドキドキします。

T氏から、
暴力的な言葉の入ったメールが来たとき、
本当にコワかった。
わりとなにものにも動じないタイプだと
思うのですが、
コワかった、としか言えません。

あのときの恐怖を、
他人に理解してもらうのは困難です。

本当に入院させたいと思っているなら
無理矢理に力づくでも連れて行け、
というのは「正しい意見」だと思いますが、
それが出来ないから書くしかないのです。

本当にT氏のことを思っていないと言われたら
そうかもしれない。
しかし、
T氏のためを思った行動って何なのでしょうか。

自分の頭にはいろんな考えが渦を巻いていて、
T氏のためを思って……
そんなふうに考えてる部分も確かにあって、
だからこそそんな自分が傲慢に思え、
イヤでたまらなくなったりもします。

密に接するようになって1年半、
おかしな言動をする人ではありましたが、
あんな暴力的なメールをもらったのははじめてです。
これまでとは違う、と恐怖しました。

ほかにも恐怖した瞬間がありました。
T氏から
「Zさんが副編集長を受けてくれた」
というメールが届いたときです。

Zさんからは
「依頼を受けたがハッキリ断った」と聞いていたので、
「どなたか別の人と名前を間違っているのでは?」
と質問しました。
人の名前を間違えることが多かったので。

すると
「間違いない、本人に確認してくれ」
という返事があり、
Zさんに確認すると、
「いや、ハッキリ断った。メールを見せてもいい」
という返事でした。

Zさんの答えを伝えると、
T氏はZさんに電話をかけたようで、
T氏から電話がありました。

「Zさんは怒ったんですよ」と言います。
つまり、Zさんはいちど受けたのだが、
自分の言動で怒らせてしまい、
態度を変えたのだと。

相手が怒った、というのは、
これまでもよくありました。

年長で雑誌編集長の経験もあるツルシは、
T氏にたびたび忠告のようなことを言いました。

仕事上でよくある類の注意、忠告ですが、
よく「ツルシさんが怒った」とか、
ツルシが若い人に注意すると
「ケンカした」とか言ったりしました。

ライターをやって文章を書いていた人なのに
言葉使いがゾンザイだな、と感じていました。
まあ、要するに、
子どもが大人に注意されたときのような
反応なわけですが、
発達障害の症状のひとつかもしれません。

なので「怒った」は、
いつものことかという感じでしたが、
相手の返事をまるで逆に受け取ったのは、
私が知った限りでは、
そのときがはじめてでした。

勘違いとか思い込みはよくあったのですが、
あとで「勘違いしてた」とか言いましたし。

そういうことの起こる少し前だったか、
「モノ忘れがひどくなって、
3行以上の文が読めない、
自分は痴呆ではないか」
というメールが届いたこともありました。

そのときは、
「50歳を過ぎればモノ忘れは
誰でもひどくなりますよ」と答えたのですが、
3行以上〜に関しては、
確かに、メールのやりとりがおかしいことがあり、
いっしょに仕事をするようになった最初から
わりとその傾向はあったので、
それほど気にとめてはいなかったのですが、
そのときの自己申告は気にかかりました。

第688回 入院してください。〈2〉
2014-04-21(月)

竹熊さん、
入院してください!

親族の方にも訴えましたが
本気でとりあってもらえてないみたいなので
仕方ありません。

親族もしくは竹熊さんと関係の密な方、
どうか竹熊さんを入院させてください!

私としては入院に向けて
できる限りのことをしたつもりですが、
単なる仕事仲間の通報では
限界があることを知りました。

竹熊さん、
入院してください!

竹熊さんの様子をおかしいと感じたとき、
なかば冗談で「クスリとかやってないですよね?」
と質問したことがありました。
そのとき竹熊さんは「やっていない」と答えましたね。

ある時点まで、その答えを私はずっと信じていました。

脱法ドラッグとはいえ、薬物には変わりありません。
今はやっていないかもしれない。
「やめる」と言ったとも。
でも、繰り返す可能性は高い。

ネットも含め、
依存体質なのは多くの人の目に明らかですから、
今の段階で薬物依存を断たないと
精神的にも肉体的にも再起が難しくなります。

脱法ドラッグの実情には詳しくありませんが、
依存度がかなり高いと聞きます。
法律で罰せられないからどんどんハマっていくとか。

今、やってないならそれはそれでいいのです。
しかし、薬物もやらずに、
あんな暴力的なセリフのメールを書けたのだとしたら、
精神状態が悪化しているんだと思う。
もう「軽度の発達障害」レベルには思えません。

こうした公の場での呼びかけは
間違っていると言う人もいるかもしれません。
でも、私はこれが「正しい行為」だと思って
書いているのではありません。

間違っているかもしれない、
けれど、こうするしかないと思った。
竹熊さんの最もそばにいた者のひとりとして
書かなきゃいけないと思った。

竹熊さんはしばしば
言論の自由について触れていましたね。
言論の自由とは、
自分の頭で考え行動すること、
自分を信じて発言することだと思います。

私はマヴォが好きです。
マヴォを長く続けてほしい。

だから、竹熊さん、入院してください!

第687回 竹熊さん、入院してください。〈1〉
2014-04-20(日)
a-mutter:

「天津風ちゃんのおとなりで 【やや日刊桐沢36】」/「桐沢十三」の作品 [pixiv] #pixitail
acqua:

「鈴熊(2014/03/08)」/「やだぽてと」のイラスト [pixiv]
quoteしようと思ったら、過去の俺がすでにしていた
(via otsune)
rairaiken424:

2chan.net [ExRare]

rairaiken424:

2chan.net [ExRare]